どうもとしみつです。
自分は法人も持っているのですが、今まで海外取引所はほぼ個人で利用していたんですよね。
ただ、今後法人でもやることが増えそうなので海外取引所でも口座開設できるところは利用する!ということで大きな取引所は頑張って作成しています。
というか法人で作れると知らなかった取引所も多いわけで、今回紹介するバイナンスも法人口座を作ることが可能になった取引所の一つです。
ちなみに実際にBinanceの法人口座の作り方を解説しているサイトやブログはあったんですが、細かい部分は載っていなかったので、ほぼ参考にはなりませんでした。
多分やってないんじゃないかな?
なので、この記事ではバイナンスで実際に法人口座を開設した僕が、やり方や申請する際の注意点などを解説していきます。
おそらくガチで英語に強いひとじゃないと一発は無理なんじゃないかな?というくらいBinanceは厳しいです。
ただ、英語スキルレベル1の僕でもなんとか開設できたので、これから法人で仮想通貨をやるなら少し時間はかかるかもしれませんが、チャンレンジしてみてください。
目次
バイナンス(Binance)で法人口座は開設可能。メリットはあるの?
Binanceは過去に日本人向けのサービスを停止していたことがありますが、2022年1月時点では日本人でも登録をして普通に利用することが可能です。
そして、確定的な時期などはちょっとわかりませんが、2021年あたりから法人口座も開設することができるようになりました。
わざわざ法人口座を作るほどメリットがあるの?と思われるかもしれませんが、僕はバイナンスに法人口座を作ることで以下のようなメリットがあると思っています。
- 税務署に突っ込まれたときに説明しやすい
- 今後バイナンスで新規で口座開設できなくなる可能性が高い
税務署に突っ込まれたときに説明しやすい
日本に仮想通貨の国内取引所でもそうですが、基本的には法人と個人は分けて考えなくてはいけません。
海外取引所を利用しているとごちゃまぜになっているいる人もいると思いますが、法人口座を作っておけば税務署に突っ込まれても説明がしやすいです。(もちろん、税務署の担当によって変わるとは思いますが)
もちろん、個人で作ってそれを法人でしか利用していないのであれば大丈夫なような気もしますが、すでに個人で利用しているとむずかしいですよね。
法人で認証されている事実があるだけでも税務署への説得力が違う!と僕は思うのでこれがバイナンスで法人口座を作る1番のメリットでしょう。
今後バイナンスで新規で口座開設できなくなる可能性が高い
また、もう一つは今後バイナンスで新規登録ができなくなる可能性も少なくないということ。
冒頭でもお話しましたが、バイナンスで過去に日本人の利用を禁止していた時期がありました。
いまはいつの間にか利用できるようになっていはいますが、FTXのように新規登録すらできなくなるようなことも考えられます。
既存ユーザーのみ使えるってやつです。
バイナンスが使えなくても他の海外取引所を利用すれば国内取引所へは送金はできますが、それでも扱っているコイン数や取引数、出来高はやはりバイナンスが1番。
あのときに法人でも作っておけばよかったーってことにならないためにも少し手間はかかりますが、仮想通貨で今後もトレードなどをするのであればこの機会に作っておくことをおすすめします。
バイナンス(Binance)で法人口座を開設するやり方・方法。必要書類や注意点
ではバイナンスに法人口座を作った僕が実際に開設する流れやり方を紹介していきます。
ただ、法人口座を開設する前に覚えておいてほしいことは
「英語が苦手でも開設できるけど1発ではほぼ審査は通らない」
これは覚えておいてください。
僕はだいたい5回くらいやりとりをしてようやく審査を通すことができました。
英語が得意であればもっと少なく通ると思いますが、提出する資料の中身や種類によって弾かれることが多いので最初から数回はやりとりすることになると思っておくといいでしょう。
レスポンス自体はかなり早いほうなので、それは助かりましたけどねー。
主な流れはこちらです。
- 無料アカウントを作る
- エンティティ認証をする(会社)
- 必要書類を提出する
- バイナンスサポートとやりとりをして修正や追加資料をアップロードする
ではそれぞれ紹介してきますね。
ステップ①:Binanceの無料アカウントを作る(法人用)
法人として口座を作るならすでに個人として作っているアカウントでは作成することができません。
なので、新規のメールアドレスや携帯番号で新しいアカウントをまずは作りましよう。
メールアドレスはフリーメールでも登録可能なので、複数ない人はGmailなどを使うがおすすめ。
2つや3つくらいであれば1個の携帯番号でメールアドレスを作ることができます。(昔は無限につくれたけど今は難しい)
会社用として作っておくとなにかと便利ですよ。
ステップ②:エンティティ認証をする(会社)
新規の無料登録が完了したら、次に認証をしていきます。
ここが個人として違う部分なので間違えないようにしましょう。
とりあえずベーシック・エンディティを認証できれば普通の人であれば問題なく利用することが可能です。
ステップ③:必要書類を用意して提出する
国名を選択して、
提出する資料などを確認します。
サイトに行けば書いてありますが、こちらにも載せておきますね。
- 法人設立の証明書
- 覚書および定款/会則/構成/内規
- 取締役登録/在職証明書/事業登記簿またはそれに準ずるもの これは、過去12ヶ月以内に発行されたもので、現在の取締役の情報が含まれている必要があります。
- 会員 (株主)名簿/在職証明書/事業登記簿またはそれに準ずるもの これは、過去12ヶ月以内に発行されたもので、現在の株主の情報が含まれている必要があります。
- 所有構造 すべてのUBO (25%以上) の情報を記載し、最新の発行日を記載した役員の署名を添付してください。
- セクションアンケート サンプルをダウンロードして記入し、記入したものをアップロードします。
- 承諾書
1) 権限のあるトレーダーは、トレーダーセクションの人物と一致している必要があります。 2) Binance Pay加盟店/パートナーの場合 – 顧客の代わりに行動することを許可された人物のリストを承認する取締役会の決議を提供してく ださい。 サンプルをダウンロードして記入し、記入したものをアップロードします。- 現在の稼働状況 現在の稼働状況を確認するために、以下の書類 (3ヶ月以内に発行されたもの)のいずれかをアップロードしてください。 1)現在の会社の詳細が記載されている政府のサイトのフルスクリーンショット。また、デスクトップ上のシステムクロックと日付が含まれ ていることを確認してください。 2) 在職証明書 3) 法人存在証明書
- 仲介業者(ある場合は少なくとも25%)。 1) 在職証明書/株主 (会員)名簿/商業登記簿またはそれに準ずるもの(所有者の情報のため)。 2) 優良証明書/在職証明書/商業登記簿または同等のもの(現在の営業状況を示す情報)。
- 会社のウェブサイト(ある場合)
- 関係者の有効なパスポートナショナルID
全取締役、最終受益者 (25%以上)、全トレーダーの有効なパスポート/ナショナルID。- 関連団体の最近の自撮り写真
全取締役、最終受益者 (25%以上)、全トレーダーの最近の自撮り写真。
一人社長などであれば身分証明書などは1つで済むのでめんどくさくないですが、役員が複数いる会社などは会社の書類以外にも個人情報の書類も別途必要になり集めるだけでも大変なので注意しましょう。
ちなみに僕がこのときに揃えた資料としては、こちらです。
- 履歴事項全部証明書
- 印鑑証明書
- 取締役登録(自分で作成)
- 所有構造(自分で作成)
- 承諾書(サンプルをダウンロードして記入)
- セクションアンケート(サンプルをダウンロードして記入)
- 政府のサイトのフルスクリーンショット
- 在職証明書(自分で作成)
- パスポート
書類を揃えたら必要事項を入力して
書類を提出してください。
すべて入力やアップロードできたら認証されるまでまちましょう。
おそらく1回で通ることはほぼないのでサポートからメールがくるはずです。
ステップ④:バイナンスサポートとやりとりをして修正や追加資料をアップロードする
次に書類提出したあとですが、僕は誰にも頼らずに提出した1回目ではこのような回答がきました。
1. 過去12ヶ月以内に発行された正式な役員名簿を提出してください。宣誓翻訳者による正式な英訳が必要です。
2. 法人設立・事業所登録証明書(原本)を提出してください。宣誓翻訳者による正式な英訳が必要です(英文と和文の両方が必要です)。
3. サンクションクエスチョンに実署名または電子署名をお願いします。(フルネームは会社名ではなく個人名でお願いします。)
4. 所有形態について、実署名または電子署名をお願いします。
5. 5. テンプレートに沿ったLetter of Authorizationを提供してください。(また、「”the reference for example only”」というマークは削除してください。
6. 6.事業内容(何をしているのか、どのようなモバイルゲームサービスを提供しているのか)と資金源(収入/利益、投資家、株主、自己所有など)を明確にしてください。
顧客・投資家の代理として取引を行っていますか?
それとも自社で取引/投資していますか?
メールにて直接ご回答ください。
正式は和訳や翻訳とありますが、僕はDeep翻訳とかでWordからPDFなどにして提出。
それで通ったので、ちゃんと事業内容とかわかれば大丈夫な感じはしました。
所有形態は一人社長なのでこんな感じ。
アンケートとかは自筆が必須なので、自分で署名を書いて一応判子を押して提出しました。←これ結構重要
8番に関しては会社情報が乗っているサイトをパソコン全体でスクショして送りました。(Wordで翻訳を作ってそれも合わせて提出)
おそらく日付が必須なので全体をスクショしたほうがいいです。
上記のメールがきてから5回くらいだったかな?それくらいのやりとりをしてようやく口座開設完了。
Binanceのサポートメールは時間帯にもよりますが、結構レスが早いので僕は提出してから2日くらいでは開設することができました。
Binanceの法人口座は大変だけど一人でもなんとかなると思う
別に海外取引所を使わないなら作らなくてもいいですけど、いつ作れなくなるかわからないですし、作れるものは作っておいて損はないです。
特にBinanceは世界でもトップの取引量ですし、FTXみたいに日本人がNGってならない限りは僕は活用したい取引所なんですよね。
個人に比べるとかなりめんどくさいですが、それでも英語力が0の自分でできたので、今後海外取引所を利用するならこの機会に試してみるのはありでしょう。
だめなところは親切に教えてくれるので、翻訳使いながらなら一人でも十分作ることが可能です。
もちろん、大きな会社とかになると提出する資料も増えるので、そういう場合は英語に詳しい人にサポートしてもらったほうがいいかもしれないですけどねー。
まあ、とりあえず法人で海外取引所や日本にない通貨を取引するならBinanceは必須ですから、重い腰上げてこの機会にやりましょ。
では今回はこれでとしみつでした!